メンバー会員様向けのレッスンのひとつに「陰ヨガ」というものがあります。
馴染みのない名称であるからなのか、「陰」という漢字のイメージがあまりよくないせいなのか、ほとんど興味をもつ人がいません。
笑えるぐらいに不人気です_φ( ̄ー ̄ )
この陰ヨガに関して、ぽやにかの公式サイトにはこのように記載されています。
陰ヨガ
関節をターゲットにしたヨガです。じっくりと長い時間ポーズをとるので身体の凝りやゆがみの解消、リラクゼーション効果が期待できます。ヨガ未経験の方や関節の動きに制限がある方は参加をお控えください。
最後の脅迫めいた言葉が不人気の理由でしょうか?
でも確かに、みなさんがヨガと聞いてイメージするものとは一味違う特殊なレッスンなので、いきなりここからはじめるべきではないような気もします。
というわけで今回は、陰ヨガがどんなものなのかを説明するとともに、オーナーの「ひとり体験会」の模様をアップしたいと思います。
陰ヨガとはなんぞや
陰ヨガとは、肉体的な側面からいえば、「関節の可動域の維持・修復を目的としたヨガ」です。
自分の体重で関節にゆっくりと負荷をかけながら関節周辺の筋肉をほぐし、関節周辺に滞りがちなリンパの流れを改善させることができます。
精神的な側面からいえば、「リラックスと瞑想のためのヨガ」です。
陰ヨガのレッスンは、ほとんどが座った状態、あるいは寝た状態で行います。通常のヨガよりもポーズ数が少なく、ひとつひとつのキープ時間も長いので、自然と自分自身と向き合うことになり、ゆったりとした時間の中で深いリラックスを得ることもできます。
「寝そうなほどゆったりとしたストレッチ」といえばわかりやすいでしょうか。
柔軟性を必要とするポーズもありますが、できる範囲でやればいいので、難易度は高くありません。運動強度も低めです。
で、どうして「陰ヨガ」という妙な名前がついているのかというと、動いてテンション上げていく系のヨガを「陽ヨガ」と呼び、ゆったりしっとりやる系のヨガを「陰ヨガ」と呼ぶというだけのことです。
根暗で陰湿な人のためのヨガではありませんし、苔むした教室でやるヨガでもありません。
むしろ普段から陽気で「陰」に縁のなさそうな人にこそオススメのヨガです。
たまにはゆっくりと自分のからだとこころを見つめてみる時間も必要なものです。
というわけで、以下、「ひとり体験会」の模様です。
いつもとは違う、落ち着いた音楽が流れるなか、レッスンがはじまります。
両膝かかえてゴロゴロしたり、座って前屈みたいなことをしたり。立ちポーズをやる気配はまったくなし。
かかとを骨盤につけて、背筋ピン。営業時間終了後にやっているので、オーナーは少しおねむ。顔が半分寝てます。
ひざとひざが重なるように足を組むポーズらしいのですが、これ以上は痛くてできそうにないので途中まで。じわーっと関節に負荷をかけながら、オーナーはすでに夢見ごこちです。
寝相が悪いわけではありません。れっきとしたポーズのひとつです。少し柔軟性を必要とするポーズですが、案外できました。
最後は薄明かりのなかでシャバーサナ。オーナー、ガチで就寝です。
というわけで、オーナーはほとんど記憶がないそうですが、「陰ヨガひとり体験会」は無事終了。
ヨガはそもそも瞑想するための技術なので、もしかしたら陰ヨガこそがヨガの真髄に近いのかもしれません。
せかせかした日常から少しだけ逃れたいとき、あるいは「陽ヨガ」の合間に、ぜひオススメしたいヨガです。興味のある方はご参加ください。