前回、第1弾として宿漁港・中の浜・浄土ヶ浜付近にて撮影した、ヨガフォトシリーズ「宮古×ヨガ」。
大変ご好評いただき、みなさまから「楽しそう!」「素敵!」「超ウケる!」などなど、たくさんの嬉しい感想をいただき、また、いろいろな方から宮古市及び近郊の知られざる名所をたくさん教えていただきました。
【MIYAKO×YOGA】宿漁港・中の浜・浄土ヶ浜編はこちら
「あっちにも行ってみたい!」「こっちにも行ってみたい!」と、妄想を膨らましていたのですが、われわれ、ひとつとっても大事なことを忘れておりました。
それは宮古市が「本州最東端の街」であること。
そして、ぽやにかが「本州最東端のヨガスタジオ」であること。
というわけで、寒くならないうちにまずは本州最東端の地・魹ヶ崎(とどがさき)を目指そうと思い立ちました。
なにせ急に思い立ったので、今回はカメラマン帯同ではありません。自分たちだけでカメラを携え、東へ車を走らせました。
宮古市にゆかりのある方はご存知でしょうが、この魹ヶ崎、同じ市内にありがながらも気軽に行けるところではありません。当サロンから車で30分ぐらいかけて姉吉キャンプ場付近へ。そこで車を置いて、自然歩道(「遊歩道」じゃないですよ)を片道3.8kmも歩かなくてはならないのです。
でも最初はもちろん元気。急な坂道をガンガン登ると「津波浸水地点」の看板が。かなりの高さまで到達したんだなあ、と海を見下ろしながらしみじみ。
自然歩道3.8kmは想像以上に長い。まるでデジャヴュのように同じような道が延々と続きます。途中でちょっとドリンク休憩。下の写真はその際に撮影したものですが、肩と背中が「まだ続くんすか?」と言いたげです。
倒木もところどころにありました。「この前の台風で折れたのかなあ」としみじみ思うオーナーとは対照的に、黙々と歩くインストラクター瑞寿。背中がなんとも疲れ切ってます。
でもなぜか、道中でキノコを見つけると妙にテンションの上がるインストラクター瑞寿。お前はマリオか!?
苔むした岩がキレイ、とかなんとか思いながら歩くこと1時間半。
ようやく視界が開けてきた。「いよいよ最東端の魹ヶ崎灯台か!?」なんて思えばちょっと元気も出ます。
そして、ついに到着。
そしてやはり、広くて景観の素晴らしいところへ来ると「ここでヨガやりて〜!」なモードになってしまうわけで。
本州最東端を示す石碑がある方の岩場でも、もちろんヨガ。ここでやれ、と言わんばかりに平らなところを発見して思わずテンションが上がります。
そして最後に、灯台のそばの展望台みたいなところへ移動して「太陽礼拝」。実はここを目指そうと思ったのも、ここ本州最東端の地で太陽礼拝をやりたかったから。
毎日当たり前のような顔で昇ってくるけど、太陽ってとっても偉大。とってもありがたい存在。だからこそ、ヨガでは太陽に敬意を払う。太陽礼拝というメソッドがある。そして、ヨガ実践者は基本の詰まったそのメソッドをとっても大切にする。
この島で一番最初に太陽が昇る宮古市。宮古市は日出づる街。
そこに私たちが生まれ、こうしてこの街でヨガ教室をはじめることになったのもきっと何か意味がある。そんな気がするんですよね。
というわけで、太陽とこの街への敬意を込め、東の空に向かって太陽礼拝を。
ま、ぜんぜん太陽出てなかったんですけどね(笑)
というわけで、目的を果たしたわれわれは復路3.8kmを歩き、合計5時間にも及ぶ魹ヶ崎巡礼の旅を終えたのでした。
楽じゃないけどまた来よう。そんなふうに思っております。
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