ヨガを実践されている方ならきっと共感していただけると思いますが、素晴らしい景観に出くわすと、まずは素直に感動して、次に「ここでヨガやりて〜!」という妙な欲望がふつふつと湧き上がってきます。
別にヨガそのものは犯罪じゃありませんし、やってやれないことはないんですが、唐突にヨガをはじめたら不審者扱いされそうなので、チームを結成して実行に移すことにいたしました。
「みんなで渡ればこわくない」的な発想ですね。
いろいろと撮影してみたい場所はあったのですが、真っ先にわれわれが目をつけたのは、宮古市にある宿漁港。国道45号線から休暇村陸中宮古へ向かう途中の分岐で「牡蠣小屋」の看板を目印に山道を下っていきます。
よくは知らないですけど、震災の後にきれいに整備されたみたいですね。こじんまりした漁港ではありますが、山あり崖ありテトラポットありで、リアス式海岸らしい起伏ある地形を楽しむことができます。
近くのトンネルを抜けると、震災メモリアルパーク中の浜に出ます。ここもなかなかいいところ。広い芝生があって、小高い丘があって、目の前には海が広がっている。
本来ここは津波の遺構があるシリアスな場所なんでしょうけど、なんだかんだ言ってもやっぱりわれわれ、海が好きなんですな。眺めているとつい「ヨガやりて〜!」なモードになってしまいます。
さんざん撮影したあとで、宮古の定番・浄土ヶ浜へ。
有名な場所でも一応撮影はしてみたんですが、まあイメージ通りといったところですね。意外性に欠けるので、あえて吹き出しをつけて4コマ漫画風に仕立ててみました。
浄土ヶ浜でわれわれの「ヨガやりて〜!」スイッチが入ったのは、タクシー乗り場やトンネルやスワンボートの横。自分で言うのもあれなんですけど、私たち、変なところで燃える習性があるのです。
いずれも世間からの冷ややかな視線を浴びまくりで撮影しております。
とまあ、そんなこんなで撮影がとっても楽しかったので、これらの写真群を「宮古×ヨガ」と名付けてシリーズ化することにいたしました。
ご近所の素敵なところを見つけて、ヨガフォトを撮れたらと思っております。
限られた時間の中で、人目を盗むように素早くポーズから撮影までをこなしているので、満点とは言えない出来のポーズもあることはありますが、それはご愛嬌。
宮古の景観とヨガの奇妙な融合を楽しんでいただければ幸いです。
われわれ自身の本業もあり、写真担当の方の都合もありますので、頻繁に撮影会はできませんが、チンタラと続けていこうと思っております。
お楽しみに!!